知って得する経済の話!ゼロ金利政策とはそもそも何をゼロにしていたの?

この記事では”ゼロ金利政策とはそもそも何をゼロにしていたのだろう”というあなたの疑問を解決します。これを理解されていない方は結構いると思いますので、少し基礎から見ていきましょう。

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知って得する経済の話!ゼロ金利政策とは何をゼロにしていたの?

今回はこの「ゼロ金利政策」を学ぶにあたってまず、バブルが崩壊した後の日本の金融政策を年代順見ていきましょう。
 
 
 
1991年2月にバブル経済が崩壊し、1998年には日本経済は最悪の状態になりました。ここで景気が悪いときの解決策としてどうすれば良いのでしょうか。以前記事にしていますので、《「デフレーション」が進むと景気はどんどん下がってしまう!?》をチェックしてくださいね。
 
 
 
こういう不景気なときには「市中金利」をあげて、企業や個人が資金を調達すればよかったのですね。
 
 
 
 
こうした状態に経済を誘導する政策を「金融緩和政策」といいます。そして1999年2月に日銀が金融緩和をするために行ったのがゼロ金利政策」です。
 
 
 
 
民間銀行などは日銀の当座口座に一定量のお金(法定準備預金)を預けておくことが法律で義務付けられています。しかし、ときにはそれが足りなくなりそうになることがあるというわけです。給料日、税金の引き落とし日などがイメージしやすいですね。
 
 
 
お金が足りなくなるとやばいので、民間銀行は民間銀行同士でお金の貸し借りをしています。この取引は借りたお金を翌日には返済するような非常に短期で、また無担保の貸借なので、「無担保コール翌日物」と呼ばれています。
 
 
 
またその貸し借りの場を「コール市場」といいます。この貸し借りをするときの利子率を「無担保コール翌日物金利」といいますが、日銀はこの無担保コール翌日物金利を限りなくゼロに近づけようと操作するのです。これがいわゆる「ゼロ金利政策」です。
  
無担保コール翌日物‥

 
「無担保コールレート」ともいいます。また一夜だけの貸し借りという意味で「オーバーナイトコールレート」とまたは「オーバーナイト物」とも呼ばれます。
 
 

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具体的には、民間銀行が持っている国債を日銀が大量に買い上げて、民間銀行がこのコール市場でお金を借りる必要がなくなるくらい、大量にお金を供給します。

 
 
 
お金が手元にふんだんにあれば、民間銀行も利子を払ってコール市場でお金を借りませんよね。すると、お金の借り手が激減した後に市場の無担保コール翌日物金利は極端に下がるというわけです。
 
 
 
結果的に民間銀行は安く資金が調達でき、企業への貸し出しも増え、市中の通貨供給量も増えます。このゼロ金利政策には、もう一つの機能があります。つまり、
 
無担保コール翌日物の金利の利率は、世の中の短期金利の指標となっているので、この利率が下がれば、世の中の短期金利が下がる。
 
という効果です。世の中の金利と言われるものには多くの種類がありますが、それらは「長期金利」「短期金利」に分けることができます。
 
 
 
身近なところで説明すると、住宅ローンの「変動金利」は短期金利であり、この無担保コールレートを指標としています。ちなみに住宅ローンの「固定金利」は長期金利であり、10年モノ国債の利回りを指標としています。 
 
POINT

ゼロ金利政策は無担保コールレートを操作して短期金利をコントロールする政策です。



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