シャープはなぜ凋落したのか!?今後の株価予想はどうなる?

液晶や太陽電池で世界をリードしていたシャープが巨額赤字を出し、破綻寸前にまで陥ったことは記憶に新しいところです。2016年4月2日台湾の鴻海グループが総額3888億円を出資し議決権の66%を握る筆頭株主となり事実上の買収が発表されました。

 

国内電気大手が外資傘下に入るのは初めてのことです。100年以上の歴史を持つシャープに何が起きたのか・今後はどうなっていくのかを探っていくことにします。

 

シャープの凋落はなぜ?今後の株価予想とは

会長の「院政」によりシャープの凋落が始まった!?

それまで社長が退いたあとは新社長の決定に首を突っ込むことをしない不文律があったシャープにおいて異変が起きたのが2007年に町田氏が社長を退いた時でした。1世紀近いシャープの歴史の中で初めて代表権のある会長として居座ることになったのです。

 

1世紀近いシャープの歴史の中で初めて代表権のある会長として居座ることになったのです。

 

49歳という若さで新社長となった片山氏は町田会長の院政の元では思い切った判断ができず、対処が後手に回ることが増えていきました。これが「液晶テレビ」における両者の戦略の違いです、

 

98年に町田氏が打ち出した「全てのブラウン管テレビを液晶テレビに」という戦略は当初大成功し、09年には大阪府堺市に投資額1兆円にも上る世界最大の液晶パネル工場を建設するに至りました。

 

この時点ですでに社長の座に居た片山氏はこの「単品売り」ビジネス戦略では価格下落が始まった際にすぐに赤字に転落するとして大きな疑問を感じながらも、会長である町田氏に押し切られてしまったことがシャープの命取りとなりました。

 

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2012年にシャープは大幅赤字に転落

シャープはなぜ凋落したのか!?今後の株価予想はどうなる?

片山氏の杞憂は的中し、液晶パネルの価格下落とともに赤字を重ね、2012年3月期に最終赤字3760億円に転落しました。その後、奥山新社長になっても「院政」の体質は変わらず、引退した町田氏・片山氏両者が経営に目を光らせることになり浮上のきっかけをまた失っていきました。

その後、奥山新社長になっても「院政」の体質は変わらず、引退した町田氏・片山氏両者が経営に目を光らせることになり浮上のきっかけをまた失っていきました。

 

片山氏が町田氏の意見に抗えずに赤字を重ねた教訓を活かすことができずに同じ誤ちを繰り返したのです。液晶パネルの価格下落は韓国・中国企業の低価格戦略によって引き起こされ、シャープはその技術力を利益に結びつけることができずに凋落を辿りました。

液晶パネルの価格下落は韓国・中国企業の低価格戦略によって引き起こされ、シャープはその技術力を利益に結びつけることができずに凋落を辿りました。

 

シャープ液晶への評価は高い

郭会長が最も注目するシャープの技術はディスプレー関連の技術で、3月31日には保障金として1千億円を先行して投資したのもこの分野への進出を少しでも早めるためで「今は新しい技術開発で非常に重要なタイミング。次世代の技術で勝つのは早く動いたところだ」と述べています。

 

同会長が特に注目しているのが、シャープが液晶パネルに使っている「IGZO(イグゾー)」と呼ばれる技術の高さで「私がエンジニアなら低コストでできるIGZOに力を入れる」とまで言うほどシャープの独自技術に関心を寄せています。

 

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シャープの経営姿勢は?リストラはありうる?

鴻海の郭台銘董事長(会長)は「買収ではなく投資」と 友好姿勢を強調し、2〜4年でシャープの経営を再建する意向を表明しています。そのために大幅なリストラに着手するかどうかに注目が集まっていますが、高橋興三社長は会見で「原則として維持される」としており、雇用・事業の一体性が守られることを強調しています。

 

郭会長も雇用の維持に努める姿勢を示していますが、「鴻海では毎年、個人の業績を理由に社員の3~5%にやめてもらっている」とも述べており、暗にリストラに対する厳しい面も覗かせています。また「適材適所に人員を配置できていない」と指摘しており、組織の見直しが必要であるとの姿勢を見せている点に注目が集まります。

 

まとめ

台湾の鴻海グループの事実上の買収により、これからシャープの経営再建はできるのか、株価は今後どのように推移していくのかというのが見ものですね。



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