パワハラ・セクハラで精神障害になったらその補償はどうなるの?

会社の上司に誘われて断ったところ、毎日嫌がらせをされてうつ病になり、仕事を辞めざるを得なくなってしまいました。なにか補償してもらうことはできませんか?

今回はこのようなパワハラ・セクハラのケースでどのように補償されるのかということについて解説していきます。

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精神障害でも労災認定になるの?

労災認定

業務上のケガだけではなく、業務が原因で精神障害が生じた場合にも、業務災害として認定されることがあります。職場でパワハラ・セクハラを受けたことで正常な勤務状態が維持できなくなり、精神的に追い込まれて退職を余儀なくされたときは、その退職は労働問題になります。

 

職場でのパワハラやセクハラなどが原因の精神障害でも労災認定が下りています。

認定の要件

精神障害で労災認定を受ける場合の要件は以下の3点です。

 

  1. 認定基準の対象となる精神障害は、国際疾病分類(IDC-10)の「精神及び行動の障害」に分類される精神障害を発病していること(認知症や頭部外傷などによるものは含まれない)。代表的なものとしてはうつ病や急性ストレス反応などがあります。
  2. 精神障害の発病前の概ね6ヶ月間に、業務による強い心理負担が認められること。セクハラを繰り返し受けてきたような場合には、発病の6ヶ月以前に始まって発病まで継続しているときは、はじまった時点からの心理的負担を含めます。
  3. 離婚や配偶者との別居のような業務以外の心理的負荷や、アルコール依存症など本人に原因があるものは労災とは認められません。

 

パワハラの定義とは

2012年1月30日に、厚生労働省が発表した定義によれば、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為」とされています。

POINT

パワハラの評価では、2009年までは「退職の強要」などの出来事が心理的負担評価で「強」とされてきたが、2009年4月に基準が見直されて、いじめや嫌がらせが心理的負担で「強」と認められるようになりました。

パワハラの具体例

  • 殴られたり、胸ぐらをつかまれたりするなど身体的な攻撃を受けた場合。
  • 「本当にダメなやつだな」「お前なんか死んでしまえ」など言葉による人格への侮辱や脅迫をたびたび受けた場合。
  • 仲間はずれにされて仕事を教えてくれない、プロジェクトから故意にはずされた場合など。
  • 他の社員と比べて明らかに仕事量やノルマが多く、それが精神的・肉体的負担になった場合。
  • 仕事をさせてくれずに、毎日のように「会社をやめたらどうだ」と退職勧告をされた場合など。

セクハラの行政指針

セクハラについては労働者の解雇、配転、労働条件について不利益を受ける対価型と、労働者に関する性的情報の流布、ヌードポスターの刑事などの環境型があると行政指針で示されています。

 

実際の行為がセクハラにあたるかどうかは、個々の状況によって判断されます。

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セクハラの具体例

  • 出張先のホテルや旅館で混浴を強制された。
  • 異性関係についての噂話を社内や取引先に広められた。
  • 胸や腰を触るなどの行為が継続して行われた。
  • 直接身体への接触はないが、性的な発言が継続して行われ、その中に人格を否定するような内容が含まれていた。
  • 継続したセクハラ行為ではないが、会社に相談しても適切な対応がされずに改善されなかった。
POINT

セクハラによる心理的負荷の総合評価は、強い心理的負荷が認められるかどうかの判断が総合的に行われます。「◯◯ちゃん」などの発言は心理的負荷「弱」であっても、その前後に長時間の時間外労働があった場合などは総合評価が「強」になることもあります。

申請方法

申請書は労働基準監督署に常備されています。まずは労災となるかどうかを相談し、必要な書類等を確認すると良いです。

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