意外と知らない!?オープン価格・定価・希望小売価格の違いとは

家電量販店等でよく「オープン価格」という表示を目にしますよね。商品のカタログなどの場合でも「オープン価格」としか書いておらず、オープン価格なんて書くより定価を明記してくれた方が絶対にわかりやすいと思う方も少なくはないと思います。

 

では、一体なぜオープン価格という表示が生まれたのでしょうか? 

「オープン価格」「希望小売価格」「定価」の違いは!?

意外と知らない!?オープン価格・定価・希望小売価格の違いとは

まず、モノの値段を示す表示には「定価」というものが存在します。そもそも「定価」とはあらかじめ決められた値段のことで値上げや値引きは一切認められていません。

 

身近なものでいうと書籍や新聞が定価で販売されている商品になります。また、「希望小売価格」という表示もあり、これはメーカー等が小売業者に対して「このくらいの価格で販売してほしい」という希望を表示したもので実際にいくらで売るかは小売業者に任されているのです。

 

この上記した2つに対して「オープン価格」とは、メーカーが販売価格を提示せずに、最初から小売業者に販売価格を一任したものです。「希望小売価格」も「オープン価格」も実際にいくらで販売するというのは小売業者の自由なのですから、別に「希望小売価格」でもよさそうなのですが、現在「オープン価格」が主流になったのには2つの大きな理由があるのです。

3種類の価格表示の違いとは

定価あらかじめ決められた値段のことで、値上げや値引きは認められていないです。書籍や新聞が定価で販売されている商品の代表格です。

希望小売価格商品を製造するメーカーなどが小売業者に対して「このくらいの価格で販売してほしい」という希望額を表示したものです。実際にいくらで売るかは小売業者に一任されてるのです。

オープン価格メーカーが販売価格を提示せずに最初から小売業者に販売価格を一任したものです。メーカーが設定するのは卸し価格だけで、実際にいくらで売るのかというのは小売業者の自由です。

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二重価格表示問題を契機に「オープン価格」が普及

意外と知らない!?オープン価格・定価・希望小売価格の違いとは

一つ目の理由は1980年代頃から家電業界で値下げ競争が激化し、「希望小売価格」が無意味化するどころかかえって消費者の誤解を招く要因として問題になったためです。いわゆる「二重価格表示問題」と呼ばれるもので、実際は1万円が市場での相場なのに「希望小売価格2万円から50%オフ」と表示されるといかにもおトクで安いように錯覚してしまいます。

 

これが問題になり、2000年に公正取引委員会から「製品の価格を実際の市場価格に近づける努力をすること」との通達が行われます。これを受けて、メーカー側も最初から市場に任せるオープン価格を採用するようになったと言われています。

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オープン価格のメーカー側のメリットとは

また二つ目の大きな理由としては「オープン価格」にはメーカー側にとってもメリットがあるというのが大きいです。それは「希望小売価格」から大幅に値下げされたことによる「安物」といったブランドイメージの低下を防止できるということです。

 

どうせ市場に任せるのなら最初から価格を提示しない方が得策なのです。こうした思惑もあり、現在では「オープン価格」が主流となったのです。

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まとめ

この「定価」「希望小売価格」「オープン価格」の3つの価格表示の違いは、なんとなくわかるけどいざ説明してみてと言われたら戸惑ってしまうという方も少なくないのではないでしょうか?上記したように、実はこの3種類の価格表示の違いにはこんな意味があったのです。

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