意外に知らない!?公共料金の価格設定はどのようにしているの?

 今回は”公共料金の価格はどのようにして決まるのか”ということについてお話したいと思います。

 

公共料金の価格の決め方は?基本的に公共料金は総括原価方式で決まる!

総括原価方式とは?

総括原価方式と言われてもなんのことだかさっぱりわからないですよね。なので、軽く説明してあるものをWikipediaから引っ張ってきました。

総括原価方式(そうかつげんかほうしき)とは、供給原価に基づき料金が決められるものであり、安定した供給が求められる公共性の高いサービスに適用される。この総括原価方式が適用されているものとして、電気料金ガス料金水道料金などがある。なお、それぞれの料金は、電気事業法第19条、ガス事業法第17条、水道法第14条によって規定されている。

出典 Wikipedia

意味だけ聞いてもよく分からないので、この「総括原価方式」についてはまた分かりやすく後述しますね。

 

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公共料金の値段の決め方とは?

電気・ガス・水道などの社会インフラは、私達の生活に決して欠かすことのできないものです。これらの料金を事業者が自由自在に設定ができてしまうと、貧しい人々が十分なサービスを受けることができなくなって、生活の基盤そのものが崩壊してしまう可能性があるのです。

 

そうした理由から、そのように公共性のたかい社会インフラサービスには、事業者が勝手に値上げできないように国や地方自治体などが料金を管理しています。

 

具体的に言うと 、この社会インフラサービスの提供に必要な原価を最低限確保できるだけの収入が得られる水準に定められます。つまり、事業者が自分たちの利益のために不当に料金を高くすることができないように原価に見合った最低限の利益に抑えて政府が料金を設定するということです。

 

こうした料金の決定方法を先述しましたが「総括原価方式」と呼びます。なお、この総括原価方式は電気・ガス・水道代の他にも電車・バス・郵便・高速道路などの料金にも適用されているのです。

 

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総括原価方式のデメリットとは?

意外に知らない!?公共料金の価格設定はどのようにしているの?

総括原価方式には、事業者が安定的な収益を上げることができ、かつ消費者も過大な料金のを支払うということがないというメリットがある反面、デメリットもあります。

 

そのデメリットの一つとして、事業者が原価を下げるといった経営努力を怠りがちになるということです。一般の民間企業の場合、原価を低く抑えれば、それだけ収益として自社にかえってくるのですから、できるだけ経営の効率化を行いコスト削減に努めますよね。

 

しかし、この総括原価方式ですと原価がどれだけかかろうが利益水準は一定になりますので、こうした経営効率化に対するインセンティブが働かなくなるというわけです。

 

それどころか、サービス向上のためと称して、過剰な設備投資などが行われる可能性も否めないので、総括原価方式では、事業者側がちゃんと経営努力を行い、過剰に原価が高くなってしまっていないかということもチェックする必要があるのです。

 

その他にも、事業者が経済情勢に応じて柔軟に料金設定できない、原価に対する情報がしっかりと公示されていない可能性があるという点もデメリットと言えるでしょう。

 

こうした観点から、今日では総括原価方式に加えて、事業者間の効率化の度合いを評価する「ヤードスティック査定」という方式も取り入れられています。

 

自由度 規制の範囲 分野 内容
・政府が定めたものあるいは個別認可制

・水道

・郵便

・高速道路

法令や条例で料金を定める。または事業者の独占的な料金設定が行われないようにチェックする必要がある 
・ヤードスティッスク査定

引き上げ時のみ

個別認可制

・電気

・都市ガス

上限認可制

・電車

・乗合バス

ヤードスティック査定によって、料金または料金の上限を認可する。上限を定めることにより、事業者の独占的な料金設定を阻止すると共に 事業者にとっては料金の引き下げを行いやすくなる。
・プライスキャップ査定 ・電気通信(一部料金) 

競合相手が存在しており、料金の値下げや値上げの抑制が見込まれる事業に適用。事業者はその範囲内であれば、届出のみで自由に料金を設定できる。 

・届出制+料金変更命令

・国内航空

・電気通信 

 

公共性が高くても競合が十分に働く市場の場合、料金は事業者に一任される。ただし、利用者を差別するような扱いの料金や、他の事業者との間に不当な競争を起こす料金設定に対しては変更命令を行うことができる。 

 

まとめ

今回は公共料金の価格設定について解説しました。おそらく公共料金の価格設定については、知らない方も多かったのではないでしょうか?



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