
前記事【※マイホームで失敗しないためにも住宅ローンの負担は減らすべき!?参照】で、住宅ローンの返済額は極力減らした方が良いですよというお話をしましたが、今回は具体的にその住宅ローンの返済額をいかにして減らすかというお話をさせていただきますね。
目次
住宅ローンの返済額を減らすための鉄則とは!?
それは、第一に自分が返済できる住宅ローンの金額をまず具体的に把握することです。
月10万円の返済額であっても、毎月の給料が30万円の方と60万円の方では、負担が全く違ってくるからです。
一般的には、月々の住宅ローンの返済額の目安は手取り収入の4分の1以内に抑えるべきだとされています。
毎月9万円の返済額であれば、毎月の給料は最低でも36万円は欲しいということになります。
とにかく、住宅ローンは「借入額を少なく借入期間を短く」設定することが住宅ローンの返済額を低く抑えるコツです。
では、ここでどうすれば借入金を少なくできるのでしょうか?
この答えは単純明快で、マイホーム自体の物件価格を安く抑えるとともに自己資金をできるだけ多くすることに尽きるのです。
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住宅ローンの返済額を安くするために物件価格を抑えよう!
購入物件に関しては、例えば親が土地持ちであれば、親の敷地内に自分の家を建てれば土地代はまるまる浮きます。
日本は特に土地が高いので、この負担がなければ、かなり住宅ローンの返済額を抑えることができます。
また、中古物件を探すというのも、物件価格を抑える方法の一つですね!
すでに日本は、総世帯数を超える住宅の数があり、需給バランスは完全に崩れています。
そのために今後、中古物件を探せば、非常に程度の良い物件が格安で手に入るかもしれないのです。
住宅ローンの返済額を低く抑えるために親に頼るという考え方!
最終的に住宅ローンの返済額を安く抑えるために、可能であれば遠慮せずに親に頼ってしまっても良いかもしれませんね。
今、日本の政府は高齢者にばかり資産が偏在しているアンバランスを解消するために様々な税制度優遇措置を行っています。
その中で例えば、「相続時精算課税制度」という制度は代表的なものです。
これは、祖父母、あるいは父母から20歳以上の子供・孫に対して贈与が2500万円までであれば、贈与税が一切かからないという制度です。
ただし、贈与者である祖父母、あるいは父母が亡くなった場合には、遺産にその贈与を受けた財産を加えて、相続税額を計算することになります。
従って、相続時に全てを精算することから「相続時精算課税制度」と呼ばれているのですが、遺産の額が相続税の基礎控除額以下の方ならば、利用するべき制度と言っても良いと思います。
あるいは、贈与税の基礎控除を活用するという手もあります。これは年間110万円までの贈与に関しては、贈与税の申告が不要になるというものです。
年間110万円を月に換算すると毎月9万1600円程度が非課税で贈与できるということになります。
前記事【※マイホームで失敗しないためにも住宅ローンの負担は減らすべき!?参照】でお話した例を用いるのであれば、頭金2割で月8.9万円でしたので、返済金額の全額を贈与税の基礎控除の枠内で返済することができるのです。
このように税制メリットを最大限に生かして、親からの住宅資金の援助を受けるようにすれば、住宅ローンの返済額はかなり安く抑えられます。
もちろんそこまで親に頼るのかという反論もあると思います。
ただ、一般的に親は子供より先に亡くなってしまうので、その時に相続税をかけられるのではなくて、事前に贈与することにより非課税になった方が少なくとも税制上のメリットはかなりあります。
それに何と言っても、今の高齢者である親世代は、多額の金融資産を持っている方が多いです。
もちろん中には、そうでない高齢者の方もいらっしゃるとは思いますがマクロ的にみれば、やはり現代社会に比べて高齢者のほうが、より多くの金融資産を持っています。
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まとめ
年齢が高くなればなるほど、徐々にお金は使わなくなるのものです。75歳、80歳などの高齢者になったら全国を旅行で飛び回るというのが体力的にきつくなってくるでしょうし、食べるものも若い頃に比べたら格段に少なくなります。
その分お金を使うことは少なくなるのですから、せめて次代を担っていく世代が少しでも楽になれるようなことに使うべきかと思います。
また贈与を受けていた側も、単に貯金通帳の額が増えたからといって喜ぶのではなく、きちんと使い道を整理する必要があります!
マイホーム購入の際の住宅ローンの返済額を安くするため、親に頼るというのも一つの手ではないでしょうか?
【関連記事※マイホームは購入すべき?悩んでいる方へアドバイス!】
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