仕事中に地震に襲われたら労災保険の対象になるの!?

仕事中に地震に襲われたら労災保険の対象になるの!?

労災保険の給付を受けるには、「業務に起因する」ことが大前提です。

 

個人的な恨みなどによって第三者から暴行を受けるなど、業務とは直接関係のない事件や事故は、労災保険からの給付はされないのが基本なのですが、実際にはケースバイケースなのです!

 

ケースバイケースの労災保険の給付!

犯罪被害でも、1995年に起きた地下鉄サリン事件で、通勤途中に被害を被った労働者の方々の多くは、労災保険を給付されることとなりました。

 

地下鉄での通勤には、こうした無差別殺人に遭遇しても逃げ遅れる危険性があるとして、一定の条件を満たせば、通勤災害と認められて労災保険からの給付が受けれたのです。

 

また、身体的な被害だけではなく、後遺症として残った心的ストレス障害(PTSD)についても一部労災保険給付の対象となったようです。

 

犯罪被害ではありませんが、2005年4月に発生したJR福知山線脱線事故では、多数の方が通勤災害として認定され、労災保険給付を受けています。

 

特筆しておかなければならないのが、地震や台風などの天災による被災は、基本的には、業務災害とは認められないということです。

【関連記事※うつ病で休職しても労災認定されるの!?

 

スポンサーリンク

 

地震が起きた際に仕事の業務中だったら、労災保険給付の対象になる!?

2011年3月に発生した東日本大震災では、発生が昼間の時間帯だったために、相当多くの方々が職場で仕事中に被災しました。

 

それにもかかわらずに、天災は業務災害から完全に除外されるとしたら、あまりに理不尽ですよね!

 

そこで厚生労働省では、地震によって、事務所や作業所が倒壊したり、焼失したケースや、大津波で流されてしまったケースは「危険な環境下で仕事をしていた」として、業務との因果関係を認めて労災保険給付の対象とする方針を出しています。

 

ちなみに1995年に起きた阪神大震災の時は、早朝に発生したため、労災保険の給付を受けるために申請した方は472人と少なかったのですが、そのうち470人が認定されて、労災保険からの給付を受けました。

【関連記事※労災認定される3つのケースとは!?

 

スポンサーリンク

 

まとめ

天災だからといって労災保険が給付されないというのは、仕事で業務をしている以上は私はあってはならないことだと思います!

 

労働者のためのよりよい環境をつくるためにも、労災保険の給付に関しては臨機応変に考慮するべきですね。

【関連記事※基礎から解説!そもそも労災とは何のためにあるの?

 

本日も最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です