健康祝い金やボーナス、生存給付金などが医療保険や定期保険、終身保険に付いている商品があります。「お祝い金」や「お楽しみ型」というネーミングだとプレゼントのようで得したような気持ちになるのですが、実は自力で積み立てたお金が返ってきただけなのです。
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目次
お祝い金は本当におトク!?その甘い言葉に惑わされているかも
実はお祝い金の分、保険料が高い!
先述したように「お祝い金」というのは実は自分自身で積み立てたお金であって、決しておトクではないのです。とはいえ、掛け捨て保険は損だと考えるひとや、自力で貯蓄をできない人に根強い人気がある商品です。
かつてのバブル時代であれば、保険会社の運用利率が高かったのでおトクだったと言えますがそれは過去の話です。例えばアフラックの「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」を使って、普通の医療保険と生存給付金の医療保険を比べてみましょう。
Ex.「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」
✔︎生存祝い金あり《生存祝い金は元気でいれば3年ごとに3万円給付》
- 女性 40歳
- 入院日額 5000円
- 通院ありプラン
- 月額保険料3368円
✔︎生存祝い金なし
- 女性 40歳
- 入院日額 5000円
- 通院ありプラン
- 月額保険料2536円
【保険料の差額(月額)】
月額保険料3368円–月額保険料2536円=832円
3年間の差額は‥
832円×12ヶ月×3年=2万9952円
祝い金が3万円なので、3万円–2万9952円=48円
利回りは0.053%(現在は金利が低いので、預金でも保険でもどちらでも良いかもしれませんが金利が上がれば断然、預金の方がおトクになります。)
40歳の女性が1日当たり5000円、通院ありプランに加入した場合の1ヶ月当たりの保険料は、2532円です。これを生存祝い金を3年ごとに3万円支払われるコースにすると保険料は832円アップします。
832円×12ヶ月×3年=2万9952円
お祝い金から保険料を引くと、「3万–2万9952円=48円」で3年間832円を積み立てて48円の利息をもらえる計算になります。利回りで考えると0.053%です。現在の定期預金金利、0.025%よりはマシかもしれませんが10年間の定期預金の金利は0.1%なので、定期預金の方が実はおトクなのです。
現在のところそれほど差はなさそうですが、将来はどうなるかわかりません。保険と貯蓄は切り離して考えた方が良いでしょう。
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