発泡酒とビールの値段の違いはなぜ?実は税金がカギだった!?

あなたはなぜこんなにも発泡酒とビールの値段に違いがあるのかをご存知ですか?

 

今回はこの疑問について徹底解説していきたいと思うのですが、そのためにはまずお酒にかかる税金である「酒税」についての基礎知識を知っておいた方が良いので、まず酒税の基本についてご説明しますね。

 

発泡酒とビールの値段の違いを徹底解説!

発泡酒とビールの値段の違いはなぜ?実は税金がカギだった!?

酒税の基礎知識を学ぼう!

実はガソリンやたばこと同じように、お酒にも「酒税」と呼ばれる国税が存在します。

 

お酒は税法上は、「酒類」と総称されており、アルコールが1%以上入っている飲み物の他、薄めたりしてアルコールを1%以上にしているものもこの「酒類」に含まれます。

 

また、この「酒類」というのは、大きく分けて「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」の4酒類に分けることができます。

 

そして、これをさらに細かく分けると以下のように分類されます。

  1. 清酒
  2. 合成清酒
  3. 連続式蒸留焼酎
  4. 単式蒸留焼酎
  5. みりん
  6. ビール
  7. 果実酒
  8. 甘味果実酒
  9. ウィスキー
  10. ブランデー
  11. 原料用アルコール
  12. 発泡酒
  13. その他の醸造酒
  14. スピリッツ
  15. リキュール
  16. 粉末及び雑酒

上記17酒類に細かく分類することができます。

 

先述した「酒税」の税率はこれらの酒類や品目ごとに細かく規定されており、原則アルコール分が上がるにつれて税率も高くなるという仕組みになっています。

 

例えば、清酒であればアルコール分が22度未満のものは1klあたり12万円、果実酒は7万472円といった感じですね。

 

しかしこの例外として、ビールだけはアルコールの度数がそこまで高くないにもかかわらず、その税率は、1klあたり22万円と異常なくらいに高く設定されているのです。その税率は、ドイツのおよそ17倍、アメリカの10倍と世界各国に比べても日本のビールにかかる税率は異常です。

 

それもそのはずで、日本のビールにかかる酒税は世界一高いと言われているのです。一般的にビールのアルコール度数は5%程度なので、日本酒と比較してもそのアルコール度数は4分の1以下にもかかわらず、酒税は2倍増しという理不尽極まりない税率になっています。

 

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一般市民の味方「発泡酒」が安いのは実は酒税が安いから!?

発泡酒とビールの値段の違いはなぜ?実は税金がカギだった!?

では、ここで細かくビールの小売価格に占める酒税の割合を見ていきましょう。

 

350mlの缶ビールの場合、原材料費が40円、メーカーの粗利益がおよそ40円、卸利益が約11~23円程度、小売の粗利益28円~44円、ビールの酒税は1klごとに22万円ですので、「22万円×0.350ml=77円」となります。

 

卸売りと小売の利益の取り分によっても変わってくるのですが、ここでは211円(税込)としておきます。また、消費税が16.37円になりますので、酒税と消費税を合わせた税負担率は42.2%となります。ビールにかかる税負担率恐るべしですね。

 

しかし、これだけでは、比較対象がなくわかりにくいのでさらに他のお酒の税負担率も見てみましょう。

 

以下の表をご覧ください。

酒税比較表 
小売価格 アルコール度数(%) 酒税 消費税 税負担率(%)
日本酒 1800ml 2017円 15% 216円 149.44円 18.10%
焼酎 1800ml 1482円 25% 450円 109.84円 37.80%
ウィスキー 700ml 1814円 43% 301円 134.4円 24%

 

そもそも先述したように原則アルコール度数で税額が決まるというところから考えると、ビールの税額の異常性というものがよくわかりますよね。

 

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まとめ

こうした不公平な税制のためにビールメーカーは、ビールよりも税率が低くなる「発泡酒」「第3のビール」を開発してきたのです。現在の350ml缶一本あたりの酒税額は、ビールが77円、発泡酒が47円、第3のビールが28円となっています。

 

この他にも原材料で10円程度の違いがあり、メーカー出荷学でビールと発泡酒では約40円、第3のビールとでは49円の違いがあります。このように上記した内容が、そのままビールと発泡酒の値段の違いに直結しているのです。

 



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