今回は”節税で会社のキャッシュフローがよくなる仕組み”について少し見ていきましょう。
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目次
節税で会社のキャッシュフローがよくなる仕組みとは!?
節税対策はキャッシュを回転させるための施策
同じ時期に同じ額の資金でスタートした起業家同士の一方が成功し 、もう一方が失敗するということがあります。これについて、両者を隔てた要因はいくつかあり得ますが、 根本的には”キャッシュの使い方”に差があります。

え!キャッシュの使い方!?

そうよ!それについて今から詳しく説明していくわ!
経営というものを考えるときに、 売り上げを上げるところから考えがちですが、 実は売り上げが上がる前にそのためのキャッシュを使うものです。
つまり経営とは、「どこにキャッシュを使うと、 より多いキャッシュを獲得することができるのか?」を考え実行することなのです。こうした考え方をベースにおくと、 節税対策というものの見方が少し変わってくるはずです。
節税対策は、 場当たり的に法人税等の税金を減らす対策と位置づけられがちです が、常時キャッシュを回転させるための施策です。
このように位置付ければ、 節税対策はあなたの会社の経営戦略の一環となりえます。
- キャッシュを使う
- キャッシュを獲得する
- 節税対策により、
キャッシュを税金としてできるだけ流出させずに再投資する - さらにキャッシュを獲得する
- 1〜4を繰り返す
という流れを作り出すのです。

なるほど!これが会社のキャッシュフローか〜!
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節税で成長する3つのステップとは
それでは上記の3番と4番についてもう少し詳しく説明しましょう 。
ステップ1:法人税等の減少→キャッシュ・アウトが減る
法人税等が減少するという事はそれだけ法人税の支払いが減るとい うことです。法人税等の支払いが減るという事はあなたの会社のキャッシュの残 高が増えるということです。
しかし、何もしないで法人税を減少させることはできません。 様々な節税手法を駆使して、法人税を減らすことが大切です。
ステップ2:節税分を再投資する
節税残したキャッシュを会社に残しておくこともできます。 使わずに残しておけば将来の不足の事態に備えることができます。 しかし、起業5年目までの経営者には、それよりも「成長」 を重視していただきたいと思います。 吹けば飛ぶような規模でいる限り、 常に倒産と隣り合わせになってしまうからです。
一気に安定的な規模まで突き進むべく、 節税分の再投資を実行することをお勧めします。
ステップ3:節税を当たり前にすることで、キャッシュフローの好循環体質へ
このように、 賢く投資と再投資を繰り返すことで強い会社を作っていきます。 節税対策を当たり前にすることで、キャッシュフロー( 資金の回転)を良くすることができます。 資金の回収スピードを上げることで、 あなたの会社の成長スピードも加速させることができるのです。
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場当たり的な節税対策は危険!?
節税対策はキャッシュを常時回転させるための施策と先述しました が、それを理解していただくために「場当たり的に法人税を減税する対策」のどこがダメなのかを説明していきます。
今、節税対策として100の支払いをしたとします。 するとこの100の結果として、実行税率を40% とすると税金は確かに40減ります。 しかし手取り額も60減ってしまいます。
キャッシュの使い道は、投資、消費、 浪費の3種類に分類できます。投資はリターンが期待できるもの、消費は必要不可欠なもの、 浪費は無駄なものです。
節税対策の100が投資家か消費なら、 手取り額の60の減少は許容されます。 しかし節税対策の100が浪費だとしたら、40税金が減り、 手取り額も60減ってしまうのでやるべきではありません。
税金を減らすことだけを目的にすると、 浪費が増えるだけで結果的に1番大事な手元のキャッシュを減らし てしまうということになるのです。
だからこそ、節税対策は税金を少なくすることではなく、 キャッシュフロー対策と位置づけなければなりません。 場当たり的な節税対策を防止するためにこうした考え方を理解して いく必要があるのです。
POINT
節税対策はキャッシュフロー対策である!
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